株式会社ミナミ自動車鈑金    鈑金塗装・カスタム・全塗装・コーティング専門店

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<ディムラー SP250 1960年式>

作業項目
・FRP修理
・全面ゲルコート塗装
・全塗装



作業前 作業後


 
修復歴がすごいです。
しかし肝心なFRP修理がされておらず
パテで表面を覆ってるだけでした。
これでは通常1年程も持たず
修復したとは言えません。
  
修正作業では旧塗膜・旧パテを除去。
FRPを前面に出し修正します。
FRP繊維を番手2種類使い2〜3プライ。
凸凹にならないようにポリエステルパテを使用しての作業。
ローラーの力加減で凸凹になるため集中力が必要ですね。
次に乾燥後全体研磨。
  
次に船と同じように全体をゲルコート塗装。
カチカチになります。そしてサフェーサーの3倍ほどの肉厚。
完全乾燥させるため3日放置となります。
急激に乾燥させるのもいけませんし、直射日光も駄目です。
不完全硬化は後に全体にヒビ割れや気泡が沸きます。
 
3日後、完全乾燥を確認したら全面研磨。
次に小さな凸や巣穴を埋めていきます。
職人ならではの極薄ポリパテで全面施工。
スプレーパテも存在しますが凸凹はとれません。
このパテを研磨後、最終サフェーサー仕上げとなります。
アルファロメオジュリアと同時進行。
どちらも1960年代のお宝ですね。
 
サフェーサーが完成し、ここから水研ぎ
 
水研ぎが終わり、塗装に入ります。
塗装完成
 

 
 
完成
当店は外装のみ仕上げ、内装、機関等は次へ回ります。
ラダーフレームにFRPモノコックボディー
1960年代のボディーを現代の強度まで高め
劣化のしにくい塗装で仕上ましたので
末永く綺麗な状態を保てます。
FRPにはFRP系で修理が基本。
修復歴を全て見ましたがFRPの知識が無いのか
割れているままパテやFRP樹脂のみ流し込んであったり
貼っただけの気泡だらけの繊維があったりと、除去するだけでも大変でした。
通常の鈑金修理屋さんでは対応できないかと思いますので
是非専門店の当店へ御問い合わせください。