株式会社ミナミ自動車鈑金    鈑金塗装・カスタム・全塗装・コーティング専門店

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<カリーナ  50年式>
2ドア ハードトップ 1600GT

作業項目
・レストア対応 全塗装(ハイグレード)純正色
・スーパーコート剤塗装+レストア専用車体全面サフェーサー
・下廻りアンダーコート
・ガラスボディーコーティング
・フロントグリル マットブラック塗装
・サイドステッカー製作




<作業開始>

 


クリヤーの劣化だけではなく
下地から劣化しています。
 錆びが凄いです。
 トランクの当たりゴムの部分と
後席のシート下から水進入箇所確認。
旧車となるとジャッキポイントはボロボロになっている事が多く
ここで上げないようにしないといけません。

タイヤを外しタイヤハウスの錆び穴を修復していきます。
裏面のジャッキポイントは完全に錆でボロボロになっていました。
 

部品を外し徐々に劣化の全貌が見えてきました。
室内ではタイヤハウス内から泥が進入している穴を発見。
サイドステップの裏は錆で大きな穴に。
スペアータイヤを保管する部分は、相当水が溜まった証拠ですね。
スペアタイヤは錆びて使い物になりません・・・

作業詳細
ボンネット裏は錆で埋め尽くされていました。
ある程度錆びと旧塗料を除去したら、最終で錆び除去剤で綺麗に除去します。
錆除去後は、塗膜の厚いスーパーコート剤(耐防錆、防水、耐熱)で全面塗装。
 
次にボディー色にて塗装
トランク裏はあまり錆がなかったため下地処理後はボディー色塗装を行います。

フロントフェンダーを外してみると泥と錆で溢れかえっていました。
綺麗にしていくと赤い防錆塗料が塗られていました。
タイヤハウス内の錆びは除去し、こちらもスーパーコート剤で塗装。

この穴はサイドステップの真裏。
後側も穴が開いていたのでエアーをかけてみると・・・・
半端ない砂と泥と錆が出てきました。
出なくなるまで作業を行い鉄板溶接で埋めていきます。
ボディー全体を削っていくと色違いに気づきます。
緑っぽいのは純正色で白っぽいのは最近の修正箇所が分かります。
純正ではクリヤーが入っていないため色が直接削れます。
修正箇所はクリヤーが入っているため修理している証拠ですね。
ピラーでボカシている事もはっきり分かります。

ボディー下地処理
車体丸ごとサフェーサー
塗装前にシーリングを新規打ち込み。

全塗装 開始


磨き/ボディーコーティング/ステッカー貼り付け 作業
  
ドアから貼り@ ドアに合わせ前後ろを貼りますA
 ステッカーは手に入らないので当店のカッティングマシーンにて製作。
今回使用したのはマットシルバー高級タイプ



フェンダーミラー
よく見ると割れてます 修正 下地処理+塗装
完成





<完成>


細部にわたり錆びを根絶し、つなぎ目はしっかりと新規シーリング。
ダクトやミラーは純正色を再現するため、できるだけ純正に近い色で塗装。

今回の作業で破損した部品は一つもありませんでした。
逆に無かった物は作り、必要なものは汎用品を使い取付。
最低限必要な電装系も改善し、下廻りからの水にも絶えられるよう頑丈なアンダーコート。
見栄えだけでなく、長年に渡りボディーを綺麗に保てるような仕上がり重視。
エンブレム取付では、直接内装に通じる穴に差し込むため、コーキングしてからの取付。
リヤシートの下面は泥水で濡れていた為、新しいフェルトマットに張替え。
カビや鉄同士のこすれ等の予防にもなります。
サイドステッカーはマットシルバーで純正風に製作し貼り付け。
素材は屋外5年耐久シートを使用。